男女混合音楽ユニット・バンド

サマータイムシンデレラが伝える心ときめく恋の魔法とは?

純度高い透明感満載な歌声を響かせ、多くのファンを魅了する歌姫の一人長屋晴子さん。

そんな長屋晴子さんが所属する音楽バンド『緑黄色社会』が先日リリースした新曲は、これまた緑黄色社会にピッタリな爽やかな恋愛ソング『サマータイムシンデレラ』

 

現在放送中の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』の主題歌としても起用された本楽曲ですが、果たしてどんな魅力を持つ楽曲なのでしょうか?

本記事では、月9ドラマの主題歌としても起用された緑黄色社会の新曲『サマータイムシンデレラ』の歌詞の意味・世界観や曲調・音楽性を筆者独自の見解で掘り下げ解説し、その魅力を思う存分ご紹介していきます。

サマータイムシンデレラのwiki風概要


出典:https://www.fujitv.co.jp/

『Shout Baby』のような切ない楽曲であっても、思わず心が踊ってしまいそうな軽快なポップス『キャラクター』など様々なジャンルに対して、ヴォーカル・長屋晴子さんの歌声が突き刺さる魅力を持つ音楽バンド『緑黄色社会』。

そんな緑黄色社会が先日リリースした新曲『サマータイムシンデレラ』のwiki風概要はこちらです!

楽曲名:サマータイムシンデレラ

アーティスト:緑黄色社会
リリース:2023年8月7日配信(CD発売は2023年9月6日)
収録形態:7thシングル(表題曲)
作詞・長屋晴子・小林壱誓
作曲
:穴見真吾
編曲:LASTorder・穴見真吾
レーベル: Epic Records Japan
タイアップ:フジ系月9ドラマ『サマータイムシンデレラ』主題歌

 

このブログでも何度かご紹介している通り、筆者個人の意見としては、緑黄色社会最大の魅力は歌唱力モンスターと言っても過言でない、ヴォーカル長屋晴子さんの純度が高く透き通った歌声にあります。

ピュアで真っ直ぐでどんな楽曲であっても、その真っ直ぐな音(歌声)の響きに思わず共感してしまうのは、きっと、筆者だけではないでしょう。

 

もちろん、彼女の歌声だけが魅力なわけではなく、ピュアな長屋晴子さんの歌声・声質を熟知しているバンドメンバーが、そのピュアさに併せた音を、キーボード・ギター・ベースを使い匠に彩ってくれています

純粋に音楽を愛しピュアで真っ直ぐな音楽を奏でているからこそ、緑黄色社会は唯一無二の音楽バンドとして多くのファンから高い支持を受けているのでしょうね。

 

さて、緑黄色社会が今回リリースした新曲『サマータイムシンデレラ』は、まさに緑黄色社会のピュアなサウンドにピッタリな透明感満載な恋愛ソングです。

一音ごとの音の響かせ方がこれでもかと言うほど透き通っていて、そのことをバンドメンバーが本当に熟知しているからこそ成立するサウンドとして手掛けられています。

 

夏に訪れた二人のピュアな恋愛劇が大きく展開され、思わず胸キュンしてしまうような楽曲として非常におすすめ!

緑黄色社会のピュアな音楽満載な夏の恋愛ソングなので、恋にときめきたい人はもちろん、ピュアな緑黄色社会の楽曲を求めている人は、ぜひ『サマータイムシンデレラ』を聴いてみてくださいね。

サマータイムシンデレラって一体何?


出典:https://gakumado.mynavi.jp/

サマータイムとは夏の時間のことを指しているのでしょう。

さらに、シンデレラとはディズニー映画のモチーフにもなったほど超有名なあの童話『シンデレラ』のことを指しているものと思われます。

この二つのワードを組み合わせた、緑黄色社会の新曲『サマータイムシンデレラ』は、冒頭でもお伝えした通り月9ドラマ『真夏のシンデレラ』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

 

そんな緑黄色社会の新曲ですが、そもそもこの楽曲のタイトルとなっている『サマータイムシンデレラ』とは一体何を指した言葉なのでしょうか?

詳しくは歌詞の意味・世界観でもう少し掘り下げて解説していきますが、ざっくりいうと、運命的な真夏の恋との出会いをシンデレラがかけられた魔法になぞらえて生み出された造語なのだと思われます。

 

童話『シンデレラ』で、義理の姉妹たちにいじめられたシンデレラは、魔女によって12時までの間美しいお姫様に変身し、かぼちゃの乗り物に乗って王宮に趣き王子様とダンスしていましたよね。

しかし、12時を切れると魔法が解けてもとに戻ってしまう

そんなストーリー展開の童話だったわけですが、サマータイムシンデレラでは、真夏に起きた恋につながる運命の出会いから恋愛に至るまでを、シンデレラがかけられた魔法になぞらえて展開していきます。

 

冒頭の歌詞でも

『言葉にできない』
『答えなど出せないまま』

出典:https://www.uta-net.com/

といったフレーズが登場するように、いきなり謎解きのごとく話が展開し、特に1番の歌詞では夏の要素も恋の要素もかなり希薄で不透明な印象を与えます。

しかし、2番の歌詞に入り全ての謎が解けていくかのように、魔法のような時間や言葉にできない溢れる感情の正体が『真夏に訪れた運命の恋』であったことが明らかにされていくわけです。

まさに、ここが緑黄色社会らしいピュアさにもつながるストレートな楽曲に印象づけるのです。

 

サマータイムシンデレラとはその名の通り夏のシンデレラストーリーを指しています。

夏に訪れた運命の恋の物語を、爽やかで思わず胸がキュンキュン高鳴ってしまうピュアなサウンドと共にぜひ体感してみてくださいね。

 

※緑黄色社会の新曲『サマータイムシンデレラ』のMVのリンクを下記に張っておきますので、気になる方は一度ご視聴ください!

出典:https://www.youtube.com/

サマータイムシンデレラの歌詞の意味・世界観


出典:https://www.oricon.co.jp/

夏の爽やかな恋愛ソングとして非常に魅力的な緑黄色社会の新曲『サマータイムシンデレラ』

何度も言うようにこの楽曲は、現在放送中の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』の主題歌として書き下ろされた楽曲ですが、では、歌詞の意味や世界観はどんな感じなのでしょうか。

早速、筆者独自の見解ではありますが、緑黄色社会『サマータイムシンデレラ』の歌詞の意味・世界観を解説していきます。

淡く儚いものとは?


出典:https://minmipomu.com/

一般的な楽曲の歌詞の方向性として、1番で物語の大筋の流れを描き、2番以降で核心に触れていくというスタイルが多いと思いますが、今回の『サマータイムシンデレラ』はその印象がより濃く映っています。

冒頭の歌詞から突然、『言葉にできない』というワードが出てきて、その後も謎めきながら淡く儚い印象を与える歌詞のオンパレード…

 

まずは、1番のAメロ・Bメロの歌詞を見ていきましょう!

言葉にできない
想いは溢れてゆくのに
答えなど出せないまま

波飛沫はぜるような偶然は重なる
こうして二人を巡り合わせるの

そして世界は初めての色に染まる
もう誰に求められない

出典:https://www.uta-net.com/

 

皆さんはこのAメロ・Bメロの歌詞を見てどう感じましたか?

実に謎めいた歌詞でありサマータイムシンデレラのテーマである『夏』・『恋愛』の要素は殆ど出ていませんよね。

 

ただ漠然と二人を突き動かす淡く儚いなにかが溢れ出ているが答えはまだ出せないでいて、その正体はわからないまま二人の色を染めていくといった印象だけが強く残っています。

そもそも淡く儚いものの正体とは何なのか…

少なくとも二人を巡り合わせる感情であることに間違いはなさそうですが…

淡く儚いものの正体が恋と気づく…


出典:https://prtimes.jp/

サマータイムシンデレラの1番Aメロ・Bメロでは、淡く儚いものが溢れてきて二人を動かしている様子だけ捉え、その正体が何であるか、まだ答えは出ていませんでした。

しかし、1番のサビの歌詞には、その正体が恋なのだろうと見え始めている様子がうかがえます。

 

ではその気になる1番のサビの歌詞を見ていきましょう!

始まりは不意を着いた
それでも二人は恋を取って駆け出した
何度も思いだすような言葉を探して
届けどうか このまま熱さが醒めないように
やがて迷子の夜すら超えていく

出典:https://www.uta-net.com/

 

おそらく二人も知らないなにかに突き動かされるように不意を着かれたのでしょう。

それだけ、淡く儚いなにかは目に見えず突然二人の前に現れたのだと思われます。

 

そして、言葉に表わせなかった『それ』を恋と認識し二人は駆け出していくのです。

確かに恋という感情であれば、気持ちが溢れることもあるでしょうし、そもそも目に見えるものではないので、気づくまでは何者なのか理解することが出来ず答えも出てこないでしょうね。

『溢れ儚いなにか=恋』と気づいた二人は、その恋の熱気が醒めないことを願いながら、二人手を取り駆け出していくわけです。

サマータイムシンデレラ(夏にかけられた恋の魔法)


出典:https://news.mynavi.jp/

サマータイムシンデレラとは、夏に描かれたシンデレラストーリーであると先程少しご紹介しましたが、まさにその様相が、2番の歌詞で描かれています。

特にAメロ・Bメロでは、感情をぶつけ合う二人の気持ちに対して、夏が残してくれたプレゼントと表現しています。

 

そんな2番Aメロ・Bメロの歌詞がこちらです!

はじけた笑顔も
やさしく流れた涙も
この夏が残してくれたプレゼント

魔法みたいな時間に揺れちゃってどうしよう
明日がこれほどに愛おしいのは

出典:https://www.uta-net.com/

 

笑顔・涙と感情の起伏がこの夏に二人の間であったということは、二人はこの夏に出会い、激しくぶつかりあったのでしょうね。

そして、そんな感情のぶつかり合いを許せる関係性を築くまでの想いが夏のプレゼントだと主張しています。

 

それも、感情の揺れ動きに対して、魔法にかけられたシンデレラのように、その瞬間を恋しいと思っているわけです。

ちなみに明日が恋しいと思っているのは、魔法にかかっている時間だからこそで、恋の魔法よ解けないでと二人が願っているのは間違いないでしょう。

真夏の恋のものがたり


出典:https://ananweb.jp/

2番サビ以降の歌詞は、まさにサマータイムシンデレラの核心をつく世界観が描かれています。

恋の魔法解けないでと思いながらも夏に受けたプレゼントを大切に扱い、二人の恋はますます膨れ上がっていくわけです。

 

その様子がわかる2番サビの歌詞がこちらです!

これが恋と知った
ふたりの心をもっともっと近寄せて
なんでも超えられるような気持ちを見つけた
波に乗ってこのまま二人が溶け合うなら
まるで決められていた運命のよう

出典:https://www.uta-net.com/

 

淡く儚い正体不明の何かが恋であったことに気づいた瞬間から、二人が急接近し始め、まるで運命の出会いから恋に落ちたかのように、どんどん感情を高ぶらせながら恋しあっている様子がうかがえますよね。

波にのって溶け合ってしまうほど二人の恋は最高潮にたどり着いているわけです。

一気にゴールイン(結婚)もあるかも…


出典:https://photogenicjourney.decollte.co.jp/

二人が最高潮に達した恋の行方は、その後もどんどん高鳴りを見せているように感じられます。

8月のカレンダーが終わりを告げようとする最中も、『まだ魔法解けないで』とシンデレラが12時の鐘を名残惜しそうにするかのごとく、恋の魔法がまだ続くことを二人は願っています。

 

さらに、鐘がなるというワードがCメロ以降の歌詞で登場しますが、始まりのサインと称していて、どこか結婚をも意識しているような印象すらうかがえるのです。

まさに『サマータイムシンデレラ』というタイトルが指し示す通り、夏に訪れた恋物語を経由して結婚まで恋を育もうとしている二人のシンデレラストーリーなのではないかと思います。

緑黄色社会のピュアなサウンドがより生きる歌詞の意味・世界観が盛り込まれた楽曲となっているので、この夏、後残り僅かですが、キュンキュン胸をときめかせながら『サマータイムシンデレラ』を堪能してみてくださいね。

サマータイムシンデレラの曲調・音楽性


出典:https://news.yahoo.co.jp/

緑黄色社会の爽やかな夏の恋愛ソング『サマータイムシンデレラ』は、歌詞だけでなく曲調・音楽性も実に爽やかで真っ直ぐな恋愛ソングとして彩りを魅せているように感じさせてくれます。

では、どのへんがピュアでまっすぐな恋愛ソングとして演出されているのか、筆者なりの独自解説で解説しながら見ていきましょう。

 

まず、気になる基本的な曲構成はこちらです!

イントロ→Aメロ→Bメロ(ショート)→サビ→2盤(Aメロ)→Bメロ(ショート)→サビ→Cメロ→サビ(END)

 

一見、シンプルな楽曲のように印象付けられるのですが、少し変わった点は、

  • Bメロが極端に短くAメロからほぼダイレクトにサビに入っている
  • 2番サビあとにCメロが入りさらなる盛り上がりを魅せている

の二つの要素が、シンプルだけどクセになる真っ直ぐでピュアな印象を与えているように感じさせます。

 

また、恋愛要素というかときめき要素を強調するかのように、イントロからピアノとシンセを巧みに入れ替え演奏し、バックで心拍音を打っているかのように響くバスドラムとベースのコラボが聴き手のハートをキュンキュンさせてくれます。

 

このように、シンプルだけどピュアで透明度満載な音楽要素が緑黄色社会らしさ満載な音楽性として構成されているわけです。

短いながらにその魅力がたくさん詰まっているサマータイムシンデレラの世界観をぜひ何度も聴いて味わってみてくださいね。

サマータイムシンデレラが伝えるメッセージとは?


出典:https://fendernews.jp/

最後に緑黄色社会の新曲『サマータイムシンデレラ』が聴き手に与えたメッセージについて考えてみたいと思います。

結論から言って、今回の『サマータイムシンデレラ』が私達聴き手に与えたメッセージは『ときめく心大切にしてね』といったことではないかと筆者は考えています。

 

真夏に訪れた恋愛感情を、サマータイムシンデレラに登場する二人はより大きなものとして育み恋心を高めています。

それって普段、日常生活に疲弊している私達に対して、ときめく心を持って笑顔で幸せな日々を暮らしていこうと語りかけているかのよう…

 

日々の暮らしに胸をときめかせ充実させていくというのは、何かと混沌な今の時代では簡単にできそうで出来ないことかもしれません。

ただ、良いことばかりではない混沌とした時代だからこそ、ピュアに心をときめかすことは必要なことなのだと思います。

なかなか難しくどこか絶望したくなる時代ではありますが、緑黄色社会の『サマータイムシンデレラ』が伝えるような胸キュンを忘れずに希望を持って日々を過ごしていきたいものですね。

サマータイムシンデレラのまとめ

今回は、緑黄色社会の新曲『サマータイムシンデレラ』について、筆者なりの見解ではありますが、歌詞の意味・世界観や曲調・音楽性を中心に解説しながらその魅力・メッセージ姓をご紹介させていただきました。

あくまで、今回の新曲『サマータイムシンデレラ』は夏にかけられた恋の魔法によって心ときめかす二人の恋の物語を描いた楽曲です。

 

ただ、その裏では、何かと混沌とした今の時代に対して少しでもなにかに心をときめかして楽しく日々を過ごしてほしいという緑黄色社会ならではのメッセージが込められているような気がします。

ぜひ、『サマータイムシンデレラ』の魔法が解けないよう、心ときめかすことを忘れずに、日々を充実させていきましょう。